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米Network Instrumentsは,ネットワーク機器の総合展示会「Interop」に参加している120人のネットワーク・エンジニア,ITマネージャ,IT部門幹部を対象に,仮想化技術の導入効果や運用状況について調査した結果を,米国時間2009年5月19日に発表した。それによると,仮想化技術を導入した企業の多くが,コストやリソースの節約を実現できていないことなどが分かった。
具体的には,55%の回答者が,仮想化技術を導入して以来,望ましい効果よりも面倒な問題の方が多くなったと述べた。一方で,45%は仮想化技術によって得られる利点はほかの問題点を補って余りあると考えている。
仮想環境におけるトラブル・シューティングで最も困難な点について尋ねると,27%は「可視性とツールの不足」を挙げた。26%は「仮想インフラに関するトレーニングの不足」,21%は「インフラのセキュリティを確保することの難しさ」と回答した。
仮想化技術に関する最大の問題について,約60%は「仮想化技術を適切に管理する経験の不足」を挙げた。また約50%は,「実装コストが高すぎる」と答えた。
調査から,仮想化技術の普及が拡大していることも分かった。55%は,電子メール・サーバーやWebサーバーを含むミッション・クリティカルなサーバーを仮想化している。DNSサーバーやDHCPサーバーなどを仮想環境で実行している企業は50%。デスクトップにも仮想化技術を拡張している企業は39%だった。
Network Instrumentsのプロダクト・マネージャを務めるCharles Thompson氏は,「たくさんの企業がクリティカルなネットワーク・サービスを仮想マシン上で展開しているが,その多くは適切な監視ツールを導入していない」と指摘する。「適切なツールがなければ,アプリケーションのパフォーマンスが低下し,ネットワーク担当チームが何時間もかけてトラブル・シューティングを行う羽目になる可能性がある」とThompson氏は注意を喚起している。
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2009-05-23
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