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京都外国語大学ではこのたび外国語学部9番目の学科となる「国際教養学科」の2010年4月開設に向け、文部科学省に設置の届出を行った。長年にわたって培ってきた語学・多文化教育の実績を活かし、特に教室での「学び」と“国際ボランティア”や“海外インターンシップ”などの体験型教育での「実践」を融合することで、国際社会で活躍できる人材の育成を目指す。
1. 学科の概要
(1)学科名称: 国際教養学科
(2)設置年度: 2010年(平成22年)4月(予定)
(3)入学定員: 60人(海外帰国生徒・外国人留学生を含む)
(4)学科長: クレイグ・スミス(本学教授)
2. 設置の趣旨
京都外国語大学は昭和22年5月に、前身である京都外国語学校が創立されたことに始まる。戦後間もない当時、何よりも求められたのは「世界平和」の実現であった。同大は、国際理解のもっとも有効な方法は外国語の修得と、その言語圏の文化・社会・経済の理解であると考え、「PAX MUNDI PER LINGUAS(パックス ムンディ ペル リングアス)─言語を通して世界の平和を─」を建学の精神とした。現在は8つの語学科を擁する大学に発展し、卒業生の多くが各界で活躍している。
21世紀は、異なる文化背景を持つ人々が、それぞれの文化の独自性と多様性を尊重し合う多文化共生の時代である。外国語大学としての強みと、長年にわたって培ってきた教育経験を生かし、国際社会に貢献できる人材を育成することが、強く求められていると考える。
そこで「国際教養学科」では、国際社会で役立つ知恵(=国際教養)を備えた人材の育成を行う。
3. 国際教養学科の特色(教育課程の編成等)
国際教養学科では、世界の文化を多元的に理解し、現代の国際社会における課題を学際的な視点から捉えることのできる幅広い知識と、自ら課題を発見し、問題を解決する能力を養う。
国際教養学科の教育課程の特色は次のとおり。
(1)3つの領域設定
異なる文化を背景とする人々との共生、協調、協働をキーワードにした「国際地域」「国際関係」「国際ビジネス」の領域を設定する。各領域の科目(専門研究科目)は相互に連携させ、授業は英語と日本語で行う。
(2)高度な語学力
高度な英語運用力に加えて、英語以外の言語によるコミュニケーション力を養う。
既存の学科で展開している英語を基軸にした「二言語同時学習」(スペイン語・フランス語・ドイツ語・ポルトガル語・中国語・イタリア語)を取り入れる。
(3)体験型教育の充実
「留学プログラム」「国際ボランティア」「海外インターンシップ」「フィールドワーク」の4つのオフ・キャンパスプログラムを選択必修とする。
4. 卒業後の進路
国際機関、NGO、NPO
民間企業(特に国際的な活動や拠点を有する企業)
例:商社・旅行業・ホテル・製造業・流通・金融・マスメディア等
英語や日本語の教育分野
国外・国内の大学院への進学
▼本件に関する問い合わせ先
京都外国語大学 企画広報室
〒615-8558 京都市右京区西院笠目町6
TEL: 075-322-6219
FAX: 075-322-6246
http://www.kufs.ac.jp/
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2009-05-26
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