韓国建設業界、海外に派遣する人材不足で悲鳴
海外に進出する建設各社が加盟する海外建設協会は今年、大学生や新卒者を対象にした人材育成課程を初めて開講した。この日、ビルの一室では50人余りの受 講生が蒸し暑さを忘れ、講義に集中していた。彼らはすべて20代の現役大学生や大学卒業から1‐2年の新卒者で、女性7人も含まれていた。同協会のキム・ ウンジュン教育チーム長は「既に20社余りから彼らを採用したいとの打診を受けている。すぐに海外の現場に投入できるよう、2カ月かけて集中的な実務教育 をしていきたい」と話した。韓国の建設業界では、海外の現場に派遣する人材が不足しており、各社とも悲鳴を上げている。今年1‐6月の海外における建設受注額は160億ドル (約1兆9750億円)で、昨年の通年実績に迫る勢いだ。しかし、急速な受注増で管理職、エンジニアなど工事を遂行する現場監督人材の供給が追い付いてい ない。一部企業では収益性が高い工事まで断念せざるを得ない状況だ。最近ある建設会社は中東で7億ドル(約864億円)規模のプラント工事を随意契約で獲 得するチャンスを逃した。同社関係者は「利益率は15%もあったが、既存の現場に投入する人材の余裕すらなく仕方なかった」と語った。
建設交通部は8日、海外の建設現場における監督人材不足が800人余りに上ることを明らかにした。こうした状況で現在の受注増が続けば、3年以内 に不足人数は5000人に拡大すると予測した。各社は引退した経験者を呼び戻し、現地採用を増やしているがそれでも人材は足りない。現代建設と大宇建設は 退職者100人余りを緊急採用し、新入社員も海外部門に集中配置している。一方、SK建設やGS建設など3‐4社は国内の人材が底をついたため、インドに エンジニアリング法人を設立した 朝鮮日報
●●コメント●●
事例は韓国のものだが、日本もこのような建築業、請負業などでの人員は逼迫しているとのこと。取り組みが注目される。
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