リストラされたサムスン役員めぐり争奪戦勃発!?●●コメント●●
「サムスンを退職する役員を逃すな」サムスン・グループのリストラが報じられ、人材紹介市場がざわつき始めた。上半期の業績が不振を極めたサムスン電子を中心に役員を減らすという話 が伝わると、人材紹介会社にはサムスンを退職する役員をスカウトしてほしいという要請が増えている。人材紹介会社は「サムスン特需」として情報網を張り巡 らし、リストラの規模と対象者を把握するのに懸命だ。業界関係者は「激しい内部での競争を勝ち抜いてきたサムスンの役員は、職務遂行能力に優れ、人材紹介 市場で人気が高い。これまでは需要が圧倒的だったが、今回は普段よりも供給が多いことが予想され、市場の関心も大きい」と述べた。
人材紹介会社コリアヘッドの場合、最近、サムスンの役員をスカウトしたいという問い合わせが普段の2倍に増加した。同社の鄭哲昊(チョン・チョル ホ)社長は「半導体・携帯電話など、希望の分野や退職時期など具体的な内容についての問い合わせが多い。役員採用時期をサムスンから役員が退職するものと 予想される、8月末から9月初めに遅らせる中小企業もある」と述べた。
人材紹介専門のA社関係者は、「サムスン・グループ役員全体の20%に当たる300人ほどが退職するとの話が業界に広まっている。サムスンを退職 した役員を我先にスカウトしようとする人材紹介会社の競争が、7月に入って激しくなっている」と語った。サムスン出身の役員募集とサムスン内部の人脈を通 じて退職が予想される役員を把握し、身辺情報を入手するため血眼になっているというのだ。
ジョブコリアの黄善吉(ファン・ソンギル)コンサルティング事業本部長は「サムスンを退職する役員のスカウトに備え、6月から関連情報を本格的に集めてきた。大企業はもちろん、中堅・中小企業まで今回のチャンスを積極的に活用しようとしている」と述べた。
また別の企業の関係者は「今回のようなリストラでは、サムスン出身の役員も普段より要求レベルを引き下げる可能性があることから、中小企業からの 問い合わせが多い」と語った。イントゥ・ジーエヌエスのビョン・シンシク社長は「サムスンの下請けからの関心が高い。半導体・携帯電話・液晶部門出身者が 第1のスカウト対象だ」と述べた。
大企業は財務・人事などの管理部門、中堅・中小企業は生産・マーケティング部門出身を望んでいることも分かった。中国・インドなどアジアの企業も関心を示しているという。
外資系の人材紹介会社関係者は「まだ誰が実際に退職するのかはっきりしていないため、早くても8月中旬以降にならないと本格的な市場は形成されな いだろう。それまでサムスンの役員たちは、人材紹介会社と接触するよりは、内部で生き残るために力を集中するはずだ」と予想した。また別の会社社長は「最 近、退職後の相談をして来るサムスンの役員の中には、現職にあるうちに自ら退職すれば価値は高いが、本人がリストラ対象なのか確信が得られず悩んでいる ケースが多い」と明かした。
キャリアケアのシン・ヒョンマン代表は、「サムスン・グループでは、衝撃を抑えるために役員らを一度に退職させることはないだろう。人材紹介業界では、サムスン・グループのリストラ対象者をいかに正確に把握するかという情報戦に勝負をかけている」と説明した。朝鮮日報
キャリア人材の対応に関しての獲得競争。
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