2009-02-23

外国人労働者:日本語学んで再就職を 支援へ無料教室--とやま国際センター /富山

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 急激な景気悪化による派遣切りなどで、職を失った外国人労働者を支援する取り組みが県内で進んでいる。とやま国際センター(富山市)は来月から、面接で必要な言葉などを教える無料の日本語教室を開催。ハローワーク高岡も、ポルトガル語通訳者によるブラジル人向け相談日の回数を倍増させ、求職活動を支えている。【蒔田備憲】
 ◇ハローワーク高岡は相談日を倍増

 ハローワーク高岡によると、外国人の新規求職者数は、昨年11月が35人だったのに対し、翌月は74人と倍増した。今年1月は、同20日時点で76人となり、増加傾向が続く。今月14日から、水、金曜日の午後のみだったポルトガル語通訳者による職業相談を、月曜日午後と水曜日午前にも拡充。多い日は50人以上が詰めかけるという。

 それでも、同日時点で雇用につながったのは、5人程度。「日本人さえ職探しがままならない状況。日本語での会話ができない外国人労働者を雇う余裕を持つ企業はかなり少ない」と担当者は危機感を募らせる。

 このため、とやま国際センターは、日本語を学んで再就職に生かしてもらおうと、来月5日から、緊急の日本語教室を高岡市東部公民館(同市駅南3)で開く。同日以降、毎週月、火、木曜日の午後3~5時の全10回。日本語教育機関「トヤマ・ヤポニカ」から講師を招き、面接や職場で必要になるあいさつなどを指導する。

 同センターは「職探しに少しでも協力したい」と話している。定員は30人ほど。問い合わせは同センター(076・444・2500)。

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