2008-12-02

調査会社eMarketer、2008年のオンライン広告売り上げ予測を下方修正

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 デジタルマーケティングならびにメディア調査会社のeMarketerは、2008年の米国内におけるオンライン広告売り上げの予測値を、8月に 発表していた249億ドルから、236億ドルへと下方修正した。これにより、2008年のオンライン広告売り上げの成長率は、前年比11.3%増となり、 2009年は前年比8.9%増に失速すると見られている。

 eMarketerは、明るい面に目を向けつつ、「下方修正がなされたものの、依然として、2007年の売り上げと比較しても、11.3%増を記 録しているのは注目に値する」との声明を出している。eMarketerは、オンライン広告売り上げの予測値として、2009年には257億ドル、 2010年には285億ドル、最終的に2013年には420億ドルに達するとの見通しを発表している。

 だが、あまり良くないニュースも飛び出してきている。最も大きな打撃を受けているのは、ブランド力の向上を目指して、さまざまなグラフィックス要 素で訴えるディスプレイ広告事業であり、ディスプレイ広告売り上げの成長率の予測値は、16.9%から3.9%にまで引き下げられた。eMarketer は、「ディスプレイ広告は、自動車や小売販売など、この分野でカギを握る多くの垂直産業が、広告予算を大幅に削減している影響を受けて、伸び悩んでいる」 との分析を発表した。

米国内におけるオンライン広告売り上げ予測値のグラフ画像
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