2008-12-26

失業の日系人に無料日本語研修 厚労省、来年度から

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厚生労働省は、失業した日系ブラジル人らの再就職を支援するため、来年度から無料の日本語研修を実施する。日系人は派遣や請負で働く人が多く、景気後退で雇い止めや解雇が急増したことを受けての対応。09年度予算案に5千人分の研修費用、約10億8千万円を盛り込んだ。

 研修は、特に日系人が多い浜松市や愛知県豊田市、群馬県太田市、三重県四日市市など9地域を中心に実施。雇用保険の受給者が対象で、期間は2~3カ月を予定している。

 日系人は自動車や機械など輸出産業の工場で働く人が多い。単純労働なのでスキルが低く、再就職が難しい。日本語を話せない人も多く、スキルアップのため の職業訓練も受けられない場合が多いという。厚労省は、日本語を学んでもらうことで、再就職か職業訓練につなげたい考えだ。

 厚労省によると、日系人が多い9地域の8~10月の新規求職者は約2800人で、前年同期の2・5倍に上った。働いている日系人は全国で二十数万人とみられる。(生田大介)


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