2008-12-22

テレワークが実現するワーク・ライフ・バランス

:::引用:::
〈テレワークとは〉

 情報通信技術が発展し、遠距離でも仕事に支障がなくなりつつある現代、「テレワーク」という勤労形態が増加している。このテレワークは、IT(情報技 術)を有効に利用し、自宅や遠隔地で仕事を行う労働形態のことで、現代のさまざまな社会問題に対する有効な手段として注目を集めている。

 〈テレワーク従事者の増加〉

 テレワークの従事者は年々増加しており、ある資料によると2005年時点では約614万人。02年時点の約408万人と比べて206万人増加している。

 また、都市問題や少子化問題の有効的な解消策のひとつとして国も注力しており、03年7月にIT戦略本部が策定した「e-JAPAN戦略II」では、10年までに日本の労働人口の約2割、1400万人を目標にしている。

 〈テレワーク従事者のメリット〉

 まず第一に、在宅で仕事を行えることが挙げられる。これにより、仕事と、家事・育児・介護などの両立が可能となる。さらに、通勤時間がなくなる ため、時間の有効な活用が可能となり、ワーク・ライフ・バランスの実現が促進される。また、地方の労働者でも、都市の企業への就業が可能となるため、地方 の過疎化を減少し地域活性化の期待も高い。

 〈採用企業のメリット・デメリット〉

 企業は、社員の移動交通費、消耗品、雇用スペースなどをカットすることが可能となり、コストを大幅に削減することが可能となる。

 さらに、従業員の移動による交通渋滞などによる環境負荷を軽減するため、CSR活動としても有効に機能する。また、遠方の有能な人材の確保、用途に合った人材の雇用などが可能となり、企業の成長への大きな寄与が期待できる。

 しかし、テレワークにもデメリットは存在する。なかでも、コミュニケーション不足による仕事のトラブルや人間関係構築の困難さなどは、大きな問 題として認識されている。また、テレワークには、オフィスと同等の作業レベルを維持できるITインフラが求められる。とくにメール、電話などのコミュニ ケーションツールは欠かせない。

 人間は視覚で9割の情報を判断するという研究もあり、文字、声ベースだけのコミュニケーションでは、認識に齟齬が発生する確率が高くなる。そこで今、新しいコミュニケーションの形として、ビジュアルコミュニケーションに注目が集まっている。

 〈テレワークとビジュアルコミュニケーション〉

 ビジュアルコミュニケーションとは情報通信技術を利用し、映像、音声、データ(資料)などをリアルタイムにやり取りするコミュニケーション技術で、すでに多種多様な業界でWeb会議やWebセミナー、Webカウンセリング、面談/面接、研修などで利用が急拡大している。

 このビジュアルコミュニケーションツールを有効に利用することで、電話やメールなどの単調なコミュニケーションでは不足していた部分を補うことが可能となり、実際のオフィスで作業しているレベルと遜色(そんしよく)のないテレワークの実現が可能になる。

 〈新たな仕事の形「テレワーク」と、新たなコミュニケーションの形「ビジュアルコミュニケーション」〉

 今後、テレワークというスタイルは一般化していき、新たな職のスタイルとして確立されていくことだろう。その中で、さまざまなコミュニケーションが求められていくことは、想像に難くない。

 ビジュアルコミュニケーションは、新たなコミュニケーションの形としてテレワーカーと企業をつなぎ、さらなる業界の発展に大きな役割を担うはずである。
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