2008-12-25

中国、台湾の銀行への人民元建て取引規制緩和へ=地元紙

:::引用:::
[台北 24日 ロイター] 中国は台湾の銀行に対する人民元建ての取引に関する規制を緩和する。台湾の中国語紙、コマーシャル・タイムズが24日報じた。

 具体的には、台湾の金融機関に対して、人民元建ての取引を開始するまでに少なくとも3年間は中国本土で営業していなければならないとする規制を撤廃する。

 規制撤廃の対象となるのは、國泰金融(2882.TW: 株価, 企業情報, レポート)、チャイナトラスト・フィナンシャル(2891.TW: 株価, 企業情報, レポート)、ファースト・コマーシャル(2892.TW: 株価, 企業情報, レポート)など計7行。これらの銀行には支店設立の許可が与えられ、3月に人民元建ての取引開始が許可される。

 現行の制度では、中国本土に支店を開設して少なくとも3年間経った外国籍の銀行にのみ人民元建てでの取引が許可される。3年間のうち少なくとも2年間は黒字を計上していなくてはならない。

 中国と台湾は2009年初めにも合同の金融監督システムに関して覚書を締結する見込み。多くの台湾の製造業者が既に中国本土に進出しているため、ビジネス機会の拡大を求め、これを機会に多くの台湾の金融機関が中国本土の駐在員事務所を支店に格上げするとみられている。


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