世界的な景気後退を受け、京都の大手企業も人員削減計画を打ち出し始めた。村田製作所が福井県の子会社で派遣社員約400人を削減するほか、ニチコ ンも派遣社員全員を、産業機械大手の村田機械(京都市伏見区)も半分に減らす。ロームはすでに正社員らを削減する方針を決めており、自動車大手から始まっ た人減らしの波が京都の電気機械や電子部品業界にも押し寄せてきた。
村田製作所は11日、セラミックコンデンサーなどを製造する福井村田製作所(福井県越前市)で、生産ラインの派遣社員約1000人のうち約400人の契約を年内で打ち切ることを明らかにした。契約期間途中の派遣社員も対象にするという。
同社は昨年度まで国内で年間1000億円規模の増産投資を続けてきたが、「世界的な景気後退で電子部品需要が減退し、生産調整が必要になった。他の製造子会社でも人員削減を計画している」(広報部)としている。
同様にコンデンサーの需要不振に直面するニチコンも全派遣社員約600人の削減を決めた。すでに約300人の契約を解除した。
村田機械も全派遣社員約1000人のうち来年6月末までに契約満了を迎える約500人の契約を打ち切る。「工作機械や繊維機械の受注が大きく落ち 込んでいるため」(広報室)で、特に犬山工場(愛知県犬山市)では生産ラインの派遣社員約300人を1割の約30人にまで絞る計画だ。
人員削減は正社員などにも及んでいる。2009年3月期決算で大幅な減益を見込むロームは、10月に買収したOKI(沖電気工業)の半導体部門の社員約6000人の1割とローム本体の社員を対象に、計約750人の希望退職を募る方針。
大日本スクリーン製造なども今後、派遣社員を契約期間満了に伴って削減する方向で検討を始めた。景気の先行きに明るい兆しが見えず、京都、滋賀でも人員削減の動きが広がる恐れが出ている。●●コメント●●

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