税金滞納に伴う差し押さえを免れるため財産を隠したとして、前橋地検は27日、太田市、人材派遣会社「三和ブラジルコーポレーション」=大泉町、解 散手続き中=社長、山鹿喜文容疑者(56)を国税徴収法違反容疑で逮捕した。山鹿容疑者は「多くのブラジル人労働者を抱えていて、給料を払っていかなけれ ばならなかった」と容疑を認めている。
調べでは、同社は99年ごろから消費税など約5700万円を滞納。関東信越国税局は07年11月2日、派遣代金債権を差し押さえた。山鹿容疑者は 差し押さえを免れるため、07年12月11日~今年9月30日の間、人材派遣先15社に、実体のない会社名義の銀行口座に計104回、派遣代金計約 8418万円を振り込ませ、財産を隠した疑い。
同社は国税局に債権を差し押さえられた直後の07年11月5日、解散登記し精算法人となっていたが、そのまま業務を続けていたという。【鳥井真平】
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