2008-10-23

応募まだゼロ 国際捜査官

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外国人がかかわる犯罪捜査などのため、県警が今年度募集しているベンガル語やベトナム語などに堪能な国際捜査官採用試験への応募がゼロの状態が続いている。応募の締め切りは今月いっぱいで、県警警務課は「国際捜査官は重要な役割。ぜひ応募して欲しい」と話している。

 国際捜査官は、外国人が容疑者や被害者としてかかわった事件で、言語能力を駆使して捜査を担当する。県警内では、ロシア語や韓国語など4言語で8人の国際捜査官が在籍する。

 今月6日から応募を開始したのは、バングラデシュの公用語ベンガル語、ベトナム語、パキスタンの公用語ウルドゥー語の3言語で、それぞれ1人程度。ウルドゥー語の捜査官は昨年、全国で初めて県警が2人採用したが、追加で募集する。

 同課によると、昨年末現在、県内在住の3か国出身者は計532人で、特にベトナム人が105人(2000年比88人増)、パキスタン人が348人(同284人増)とここ数年で著しく増加し、犯罪にかかわるケースも目立っているという。

 県警内に堪能な警察官がいない言語は、民間の通訳と委嘱契約を結ぶが、これらの3言語の通訳は県内で計5人しかおらず、いざという時に対応できない可能性もある。

 同課は「学んでいる人が少ない言語なので、全国からでも応募者を受け入れたい」と話している。応募に関する問い合わせは、同課人事係(0120・37・6032)(2008年10月23日 読売新聞)

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