2008-10-29

海外旅行、チャンス到来 両替窓口混雑

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急激な円高を受け、道内金融機関の外貨両替窓口が連日混雑している。輸出産業を中心に日本経済に打撃を与える円高だが、海外旅行に出かけたり、資産運用を図る道民にとっては、チャンス到来といえそうだ。

 札幌市中央区の北海道銀行外貨両替プラザには二十八日、通常の四倍となる約四百人が訪れた。一時間待ちの利用者も出たため、向かいの現金自動預払機 (ATM)コーナーにいすを並べ、待合室代わりに使用。午後にはドル、ユーロ、ウォンが足りなくなった。道銀広報室は「二十九日分は希望額の半分から三分 の一しか調達できなかった。また足りなくなる可能性もある」との見通しを示す。

 来年四月にフランスを旅行する予定という札幌市手稲区の小笠原幸子さん(65)は同日、札幌市中央区の北洋銀行本店を訪れ、十万円を ユーロに替えた。「今年四月に欧州を旅行したときは、ユーロ高で免税店はガラガラ。今回は安く買い物を楽しめそう」と期待する。札幌市中央区の主婦 (35)も「小遣いが増えた気分」と五十万円をドルに替えた。

 りそな銀行札幌支店内にある外貨両替専門店、トラベレックス札幌店も混雑が続き、二十八日は、カナダドルやポンド、スイスフランなど九種類の通貨が足りなくなった。

 外貨預金も好調だ。道銀には普段の五倍の問い合わせが寄せられ、北洋銀にも通常の倍の申し込みがあるという。


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