経営再建中の人材派遣 大手グッドウィル・グループ(GWG)は12日、2008年6月期連結決算の最終損益が274億円の赤字となり、約27億円の債務超過に陥ったと発表し た。子会社の日雇い派遣グッドウィルが不祥事で7月末で廃業し、清算費用などで特別損失が生じたことが主因。
GWGは、12月に債権者の米投資ファンドなどに対して155億円の優先株を発行して資本を増強し、債務超過から脱却する計画。
しかし、融資を受けている他の金融機関にも返済猶予を要請しており、景気後退ムードも強まる中、経営再建の道のりは険しそうだ。
今回、債務超過に陥ったことで、東京証券取引所の規定により、現在の1部市場から2部へ指定替えが行われる可能性もあるという。
GWGは、企業イメージを一新するため10月1日から社名を「ラディアホールディングス」に変更。退任した創業者の折口雅博・前会長の後任に米国の人材派遣会社の元社長を迎え、技術者派遣事業や海外事業を強化して経営を立て直すとしている。
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