2008-09-29

三井住友銀とNEC、上海で日系企業向け外貨決済サービス

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 三井住友銀行とNECは2008年9月26日、中国・上海で輸出入業務を行う日系企業を対象とした通関時の外貨決済サービス「EDI外貨決済サービス」を10月から開始すると発表した。外貨決済を正確かつ迅速に処理できるようになるという。

 新サービスは、NECと中国の上海日電快通管理咨詢(NECSCM)が構築した輸出入の税関手続きを効率化する「迅速通関サービス」のシステムと、中国独自の資金決済および通関証明管理に対応した三井住友銀行の「統合貿易財務管理システム」を連携させて実現する。

 新サービスの利用企業は、送金依頼書や付帯書類の自動作成が可能になり、銀行での外貨決済手続きを正確かつ迅速に進められる。通関実績データを通関の翌日に取得できるほか、通関データと送金データをシステム上で連携できるため、社内システムでのデータ処理の迅速化や内部統制の強化につながる。

 これまで、中国で企業が通関時に外貨決済の手続きをする際は、まず通関代理業者から通関書類が届くまでに数週間待たされ、そこから外貨決済にかかわる業務を手作業でこなすためさらに時間がかかっていたという。

 三井住友銀とNECは、まず上海税関を通関する輸出入取引を対象にサービスを始める。その後、江蘇省、浙江省の通関取引にも対象提供を広げる計画だ。

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