2008-12-17

中国人観光客に県をPR

:::引用:::

 県と県内8市町で構成する県国際観光推進協議会は16日、中国浙江省の旅行会社の海外旅行担当窓口で働く若手社員を県内の観光地に初めて招いた。 世界的に景気悪化が進み、県内の観光地を訪れる外国人観光客数が落ち込む中、中国の富裕層に積極的にアピールしていくのが狙いだ。

 浙江省の一行9人は16日朝、JR新宿駅から特急「スペーシア」に乗って東武日光駅に到着した。東京から約2時間という利便性の良さに、評価は上々だった。

 昼から日光市の華厳の滝や世界遺産の二社一寺を訪ね、同日は、鬼怒川温泉で宿泊した。17日以降は、ツインリンクもてぎや足利学校など県内各地の 観光地を見て回る予定だ。陳征宇団長(31)は「中国では日光と鬼怒川がよく知られているが、今後は、ほかの栃木の観光地も日本への旅行申し込み客に紹介 したい」と話していた。

 県観光交流課も「日光市以外の観光地に興味を持ってもらい、宿泊数増につなげるのが狙い」と話す。

 県産業労働観光部の調べでは、2007年の県内での中国人宿泊数は8645人で、04年(6332人)と比べ、3割以上増えた。特に07年の日光 市での宿泊数は4607人で県全体の53%を占めた。景気悪化で国内客の財布のひもも固くなっており、経済成長が著しい中国の富裕層への期待は高まるばか りだ。

2008年12月17日 読売新聞)

●●コメント●●

0 件のコメント: