中国から和歌山大大学院に留学中の石小寧さん(当時26)が3月、大阪・ミナミの飲食店で殴られ、自宅で死亡した事件で、傷害致死の罪に問われた自動車販売業、大須賀隆被告(24)=兵庫県西宮市=の初公判が16日、大阪地裁であり、被告は起訴事実を認めた。検察側は「殺人に匹敵する犯行」として懲役10年を求刑。被告・弁護側は執行猶予付き判決を求めた。この日の集中審理で結審し、判決は18日に言い渡される。
検察側によると、大須賀被告は3月8日未明、大阪市中央区島之内のクラブで、石さんが自分の女友達に声をかけたことに腹を立て、ワインの空き瓶で頭を殴打。東成区の自宅アパートへ戻った石さんを左硬膜外血腫で死なせたとされる。
冒頭陳述で検察側は、石さんが殴打された11日後に自室の布団の上で死亡しているのが見つかるまでの経緯を説明。司法解剖した医師が「頭部の内出血は強く殴られたため」とした調書も読み上げた。一方、弁護側は「指を立てて挑発した被害者にも落ち度はある」と反論した。
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