2008-09-16

円、一時104円台前半に上昇 2カ月ぶり円高水準

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米国の金融不安を背景に、16日の東京外国為替市場でドルを売って円を買う動きが強まり、円相場は一時、1ドル=104円3銭と2カ月ぶりの円高水 準をつけた。米保険大手の経営問題なども残っており、市場では「金融危機がどこまで続くのか見極めがつかず、ドルは買いにくい」(ソシエテ・ジェネラル銀 行の斎藤裕司氏)との声が出ている。

 日経平均株価が大きく下落する一方、債券市場に資金が流入するなど、金融・資本市場では「リスク回避の動きが広がっている」(三菱東京 UFJ銀行の加藤昭氏)。外為市場では欧米などと比べて金融不安が少ない日本の円が買われやすくなっており、円はユーロや豪ドルなどドル以外の通貨に対し ても大幅に上昇している。

 ドルは英ポンドなどに対しては底堅く推移している。「米国の投資家などの間では、決済などに備えてドル資金を確保する動きもある」(外国銀行の外為ディーラー)ためだ。
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