県内で認知症の患者とその家族を支援する「認知症サポーター」は3354人(昨年8月末現在)で、県が3月末までの養成目標とする1万人の3分の1 にとどまっていることがわかった。サポーターが人口に占める割合は全国平均(0・399%)を下回る0・328%。県内ではさらに少子高齢化が進むと予想 されるだけに、県は危機感を募らせている。
認知症サポーターは、厚生労働省が2005年に提唱。特別な資格はなく、全国キャラバン・メイト連絡協議会(事務局・東京都)が養成した講師を招 き、自治体などが開く90分の講座を受ければ誰でもサポーターになれ、目印に「オレンジリング」を付ける。県は06年度から3年間で、全人口の1%にあた る1万人のサポーターを養成するとしていた。
ところが、同協議会などによると、昨年11月末までに養成講座を開催した自治体は県と坂出、三木など6市町しかなく、民間企業も07年度1社、 08年度2社にとどまっている。そのため思うようにサポーターは増えず、全国では50万7353人のサポーターが、1人あたり高齢者55人を担うのに対 し、県内は74人の計算になるという。
県の推計では、県内の認知症患者は20年には3万人を突破するとされ、善通寺市は人口比約1%にあたる350人を目標に、09年度末までに8回の講座を計画。県も各市町に講座の開催を働きかけるほか、新聞広告やラジオCMなどでPRしている。
県は「高齢化社会はすぐそばまで迫っており多くの人が支え合わなければ、高齢化社会は乗り切れないので、認知症をもっと身近なものとして考え、サポーターを目指してほしい」と受講を呼びかけている。
(2009年1月14日 読売新聞)
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