2009-01-30

不況を人材確保の機会へ 後継者不足で悩む 県漁連 HPに求人情報掲載

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 急激な不況で失業者が増える中、後継者不足が深刻な漁業に人材を呼び込もうと、県漁業協同組合連合会は二十七日、県内の漁協や水産加工会社から約六十人分の求人情報を集め、ホームページ(HP)上に掲載した。県漁連としては初の試み。

 県水産課によると、二〇〇三年の国の調べでは、県内の漁業就業者は約六千九百人。四十歳未満の若手は一割にも満たなかった。調査から約五年が経過、就業者の減少や高齢化がさらに進んでいるのは間違いない。

 一方、製造業では派遣労働者を中心に若い失業者が増えている。不況を人材確保の機会ととらえ、県の協力も得てHP掲載を決めた。

 求人情報が掲載されているのは、銚子市や鴨川市、南房総市などで、巻き網漁や水産加工業などに従事する作業員ら。社宅付きや経験を問わない職場も ある。県漁連は「海が好きでやる気があれば、未経験でもできる仕事がある。今後も積極的に情報を発信していきたい」としている。 (宮崎仁美)


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