高血圧や糖尿病、腫瘍などの薬を販売している74のサイトが、虚偽の説明を行っているとして政府のブラックリストに掲載された。(ロイター)
中国製の食品や薬の安全性が国際的な問題となる中、中国政府は漢方薬について虚偽の説明を行っている数十のWebサイトをブラックリストに載せている。中国国営メディアが12月10日、そう報じた。
中国製の商品をめぐっては、プラスティックの製造に使われるメラミンが牛乳や粉ミルクに混入されるなど、健康への不安が広がり、中国からの食品や薬の輸入を禁止する国が増えている。そうした中、中国政府は品質管理体制の強化によって評判を取り戻そうと必死だ。
今回ブラックリストに載せられたのは74のWebサイト。その大半は中国の消費者向けに高血圧や糖尿病、腫瘍などの薬を販売しているサイトだが、一部には、西洋医学の医師や製薬会社による証明書を掲げているところもある。
世界保健機関(WHO)は先月、「漢方はアジア諸国に広く浸透しており、今後は西欧諸国の医療制度にも取り入れられていくことになるだろう」と指摘している。
今回ブラックリストに載ったWebサイトの多くは、禁止令にもかかわらず、いまだにアクセスできる状態にあり、薬の販売も続けられている。そうしたサイトの中には、立派な病院で働く白衣姿の看護婦の写真を掲載しているところもある。
中国では、オンラインで個人に薬品を販売することが認められているのは、国家食品薬品監督管理局(SFDA)の認可を受けたサイトのみ。
国営メディアの新華通信によると、SFDAの広報担当者であるヤン・ジャンイン氏は「これまでのところ、中国で認可されているサイトは10件のみだ」と語っているという。
新華通信は10日、「政府はこれらのサイトを閉鎖する可能性もある」と報じたが、今のところ、閉鎖されたサイトはない。中国のインターネット警察 は反体制的あるいは性的なコンテンツを掲載していると見られるサイトについて、アクセスを遮断するなり閉鎖するなりできる広範な権力を有している。
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