雇用情勢が悪化する中、県内の製造業で働く外国人労働者が職を失い、苦境に立たされている。ハローワーク真岡(真岡市荒町)では、外国人の新規求 職求職者数が、今年に入ってから14日までで103人に達し、すでに昨年1月(10人程度)の10倍近くになった。これまで週1回、スペイン語とポルトガ ル語の通訳を配置していたが、1月から週3日に増やし、対応に追われている。
「子供の学費や家賃を払わなくてはいけない。何でもいいから仕事がほしい」。今月上旬、ハローワーク真岡を訪れた、ブラジル人女性のイセイ・スージーさん(37)は、ため息をついた。
昨年9月まで、派遣社員として働いていた日産自動車栃木工場(上三川町)を解雇され、再就職先が見つかっていないという。4年前に離婚し、10~18歳の子供3人を1人で育てているが、子供たちは日本語しか話せず、ブラジルに帰ることもできない。
3歳の長男とともに訪れた日系ブラジル人男性(40)は、「家族のために1日も早く働きたいが、仕事が見つからない」と嘆いた。昨年11月末、県内の電機関連メーカーの工場を解雇されたが、漢字が読めないこともあって職探しは難航している。
ハローワーク真岡の14日までの新規求職登録者(448人)のうち、外国人は約4分の1を占める。
小山市内のある外国人向け人材派遣会社では、約1000人の外国人労働者のうち、150人以上が昨年12月末までに職を失った。1月末には計 200人を超える見込みだ。多くは日本語ができないため、製造業に派遣するケースが大半だったが、製造業では仕事がほとんど紹介できない状態という。担当 者は「今後は介護・福祉業界への派遣も検討する必要がある」と話す。
ただ、職を失った外国人が、言葉の壁を越えて、慣れない福祉などの仕事に就くのは容易ではない。
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