2007-09-10

日本のIT技術者不足を解消

:::引用:::

中国最大手の専門学校 「新東方教育科技集団」

  経営に貢献するIT組織の構築は、どの企業にとっても重要な課題。多くの経済誌でも、企業の情報システム部門が自社のビジネスを理解し、ITを使ってビジ ネスにもっと貢献するべきと、繰り返し指摘されている。そのためには既存のプロセスを再度見直し、重要なプロセスに人材を適材適所で介在させる改善が必要 だ。
 その場合、企業として気になるのは、採用する人材に必要とされるスキルを習得しているかに尽きるだろう。人材募集を行う時には“経験者”を優先させる事 もあるだろうが、IT系分野では前職の経験を新しい企業に活かすことが出来るかどうかは、採用してみないとわからないケースもあり、人事担当の嘆きが聞こ えて来そうだ。
 こうした日本の優れたIT技術者不足を解消するべく、中国最大手のIT系専門学校である“新東方教育科技集団”は、日本の拠点としてオリエンタル・スタンダード・ジャパン株式会社を設立し、事業を拡大中だ。
 同社では、グローバル・リソーセスであるIT技術者に対し、就業ビザなど、就業に必要な事前の法的手続きを実施し、来日後すぐに就業を開始できる環境を 整えている。設立後の伸び率は類似他社を大きく引き離し、来年度の売上高7億円を見込んでいるというから、いかに日本の企業がIT技術者を求めているかが うかがい知れるだろう。
 新東方教育科技集団が確立した、中国でのオフショアや中国ビジネス展開などもサポートできる“グローバル・リソーセス・ソリューション”と呼ばれるビジ ネスモデルは、アメリカのITベンチャー・キャピタルであるDCM(Doll Capital Management)、ならびに中国の投資会社DT Capital Partnersから、1000万米ドル強の出資を引き出しているというから、将来性も高く評価されているのだろう。
 人材不足に悩む前に、優れた人材はどの経路から採用できるかを見つめなおすことが、近未来を生き残るために必要な、IT組織の構築が可能になるはずだ。

●●コメント●●
中国人IT技術者の紹介と派遣

0 件のコメント: