ヘッドウォータース(東京都新宿区、篠田庸介社長、03・5363・9361)は、エステールのベトナム子会社に出資し、同国市場に進出する。ヘッド ウォータースはソフトウエアのオフショア(海外委託)開発を中心に、システムの受託開発を手がけるITベンチャーで、長期的視点に基づいたIT技術者育成 を得意としている。今後、出資会社に独自のマネジメント手法を導入し、ベトナム市場でのオフショア開発の推進や受注案件拡大を目指す。ベトナムの産業育成 を側面支援する狙いもある。
エステールのベトナム現地法人「エステールベトナムソフトウェア」(ハノイ市)が実施した増資に応じる形で、株式の16・1%に当たる10万ドル (約930万円)を出資した。2月にも手続きを終える。エステールベトナムソフトはこれまでエステール向けのソフト開発を専業としてきたが、増資を機に開 発案件の拡大に取り組む。
システム構築(SI)業界は国内の人材不足や開発コスト抑制のため、中国を中心とするオフショア開発に活路を見いだしている。半面、現地採用スタッフの技術力やコミュニケーション、よりよい待遇を求めて転職してしまうケースが多いといった問題も抱える。
ヘッドウォータースは技術者を積極的に企業経営にかかわらせる戦略を採用しており、システム技術者(SE)の離職率が5%以下と低い。中国でのオ フショア開発でも実績があるが、中国の人件費上昇などを見越し、ベトナムの人材に着目した。同社は「ベトナムでは欧米式の能力主義とは一線を画し、終身雇 用に近い形態を模索する」(篠田社長)としている。
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