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人材関連業界に“無料”の就職支援が広がってきた。不況の波が失業者を急増させている実態を受け、非正規労働者らの能力開発を支援し、専門性を身に付けてもらうのが狙いだ。
これまで正社員の採用難に悩まされ続けてきた新興・中小企業が、今こそ“有能な人材を厳選できるチャンス”と位置づける動きに注目。人材の橋渡し役を担い、足元の求人需要の後退をカバーする目的もある。
就職支援のジェイック(東京都千代田区)は、短期集中の徹底指導でフリーターらの未経験者を営業職に育成する無料の就職実践講座「営業カレッジ」を拡充 する。東京、大阪の2カ所だけだった講座を昨年11月に初めて横浜地区でも開催。早ければ2月以降に定例開講することを検討している。
同社営業カレッジ事業部の稲葉暁洋(あきひろ)チーフは「横浜など神奈川県内の中堅企業はそれほど求人の落ち込みがなく、人材の定着を重視した地元採用のニーズも強まっている」ことに着目。地域密着型の講座開設に踏み切った。
人材サービスのイマジンプラス(同新宿区)はIT(情報技術)エンジニアの無料育成講座を強化する。3月から技術者認定資格の取得講座の募集定 員を増やすほか、5月以降をめどにネットワーク関連のプログラミング講座も開講する方針。企業の情報化を下支えするネットワーク技術者の求人ニーズは「不 況下でも大きな影響は少ない」(笹川祐子社長)とみているためだ。
資格試験講座の東京リーガルマインド(同中野区)は、内定取り消しやリストラの憂き目にあった大学生、正社員の就職・転職支援に乗り出した。 ホームページ経由で登録すれば、無料で専任カウンセラーと相談ができる仕組みだ。資格試験スクールの講師陣が“不況に強い”各種資格の取得相談にも応じ る。同社では「この機に自らスキルアップを図ってもらいたい」という。
失業者の増加には歯止めがかかりそうにない。派遣社員の雇用を契約途中で打ち切る“派遣切り”が深刻化しているほか、2009年度中に多くが期間満了を迎える“09年問題”なども控える。
新卒採用も“厳冬”模様で、エン・ジャパン(同新宿区)が10年春卒業予定の学生に実施したアンケートによると、就職活動が先輩に比べ「難しい」か「かなり難しい」と答えた人は全体の91.2%に達し、1年前の09年春の11.4%に比べ一気に就職環境が悪化した。
これまで非正規労働者の供給で主に大企業の“雇用の調整弁”の役割を担ってきた人材サービス業界も、大手を中心に再就職支援などにシフトする動きが活発化している。
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2009-01-08
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