2009-01-15

中国で大量の偽札出回る 100元札受け取り拒否も

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 【北京=矢板明夫】昨年末から今年初めにかけて、中国各地で100元(約1300円)の偽造紙幣が大量に出回り、相 次いで見つかっている。北京紙「新京報」などは「銀行の偽札鑑別機を通り抜ける」とその精巧ぶりを報じたところ、市民の間で不安が広がり、100元札の受 け取りを拒否する商店やタクシー運転手も現れている。

 中国メディアによると、12月初めまでは広東省周辺で、出稼ぎ労働者らに支払われる 給料の中から偽札が集中的に見つかったが、その後、福建省、四川省など全国に広がったという。一部の工場経営者が偽札業者から大量購入して給料として従業 員らに配り、旧正月の帰省ラッシュに伴って全国に広がった可能性もあるという。

 偽札は、その紙質や精巧な印刷からホンモノと見分けがつか ないといわれている。偽札は、紙幣の下部に印刷されている通し番号がHD90から始まるものが多いとされる。だが、同番号のホンモノの紙幣もあり、それだ けで判断はできないという。密造の場所は特定されておらず、台湾で作られた可能性が高いともいわれているが、一部のネット情報では北朝鮮から流入したとの 説もある。

 中国では、偽札を発見し銀行などに届け出ても、没収されるだけでまったく補償されないため、偽札を手にしたら黙ってそれを使おうとする人が多い。そのため、警察に寄せられる情報は少なく、捜査は難航しているという。

  中国人民銀行(中央銀行)の貨幣金銀局の葉英男局長は8日、記者会見し「一部の小売店で使用されている偽札検査機は、品質が悪く判別能力に欠けている。こ れが偽札流通の要因となっている」と述べ、今後は国家質量技術監督局と連携し、偽札検査機の品質向上に引き続き努めたいとの意向を示した。

 米国営短波ラジオ放送局のボイス・オブ・アメリカ(VOA)は10日、「偽造紙幣の流通は、人民元に対する信用を失墜させた」と報じている。


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