2009-12-17

「風俗営業」就労を審査官が黙認 在留認定めぐる汚職事件

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 外国人の在留資格認定をめぐる汚職事件で、収賄容疑で逮捕された東京入国管理局成田空港支局統括審査官の小倉征史容疑者(54)が、贈賄側から認定申請された外国人女性がパブなど「風俗営業」に分類される飲食店で働くと知りながら黙認し、「興行」資格で入国させていたことが5日、警視庁捜査2課への取材で分かった。

 同課によると、小倉容疑者は「就労先は知っていたが、風俗営業でも認定証明書を出す場合がある」と供述。しかし、東京入管は「風俗営業ではまず認められない」としており、同課は、入管の方針に反すると知りながら恣意的に審査を通していたとみている。

 小倉容疑者は、プロモーター会社社長伊東信悟容疑者(46)=贈賄容疑で逮捕=の求めに応じ、同容疑者が都内で経営するパブでホステスとして働く女性数十人の在留資格認定証明書を交付したという。

 東京入管によると、2005年以降、資格審査が厳格化され、自治体が実施する芸能活動などで入国する場合は興行資格の証明書が交付されるが、フィリピンパブなどで働く場合は、ほとんど交付されていない。

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