2009-08-25

雇用管理改善推進 介護事業所が労働局から事業受託

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まごころ介護サービス(静岡市、増田正寿代表)はこのほど、静岡労働局から「介護雇用管理改善推進委託事業」を受託した。中小零細が大半を占め介護従事者の雇用環境が改善しにくい介護事業所が多い実態を受け、雇用管理改善や介護の魅力発信を推進する。
 受託した事業では、介護事業所を対象にしたコンサルティングや人材派遣事業などを行う親会社のインフィック(同市)のノウハウを活用し、セミナーや相談会を開催する。福祉系大学と連携して介護事業をビジネスとして成り立たせる上で重要な仕組みを探る「介護ビジネス学」を共同研修する。
 増田代表は「景気低迷に伴う雇用環境の悪化で介護の仕事が見直されてはいるが、ミスマッチが多く離職率も高い」と指摘する。中小零細の事業所では経営効率が悪かったり、人材不足によって介護従事者の負担が重くなっている状況を背景に、「ネガティブなイメージが先行しがちな業界だが、介護の素晴らしさややりがいを発信していきたい」と話す。
 セミナーは11月5日に静岡市駿河区のグランシップで開催予定で、理学療法士の三好春樹氏を講師に迎えるほか、経営コンサルタントによる雇用管理相談会などを開く。
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