2009-04-27

外国人研修生への不正行為、過去最多 悪質な労働続く

:::引用:::
低賃金労働の温床だとの批判が強い外国人研修生・技能実習生制度で、08年中に「不正行為」を認定された受け入れ機関が452にのぼり、過去最多となったことが法務省入国管理局のまとめで分かった。土日や夜間に作業させたり、最低賃金以下で働かせたりしている悪質な実態が続いている。

 過去最多だった前年の449機関をさらに上回った。

 事業協同組合などを通じて研修生らを受け入れる中小企業が416機関と9割以上を占めた。その内訳の上位を業種別にみると、繊維・被服関係が148、機械・金属関係が81、食品製造関係が62などとなった。

 クリーニング業者が10カ月にわたり、研修生に月80~160時間の残業や休日出勤をさせていたり、縫製業者が実習生に時間外労働をさせながら、時間外の賃金を時給200円しか払っていなかったりしたケースがあった。

 受け入れ機関は全体で4万近くにのぼるが、不正行為を認定されると3年間、研修生らの受け入れが禁じられる。

 法務省は、研修生らを保護するため、今国会に提出している出入国管理法改正案に伴い、不正があれば受け入れ停止期間を5年に延長する方向で検討している。
●●コメント●●

0 件のコメント: