2009-04-15

新教科「日本語」を創設=新発田市

:::引用:::
新潟県新発田市は、国から受けた特区認定を生かし、小中学校での新教科「日本語」を創設した。4月から一部の学校で先行実施、2学期から市内の全小中学校で本格的にスタートする。
 授業時間数は学年ごとに異なり、年間20~35時間。国語や総合的な学習の時間を削減して確保する。授業では、古典や物語などの名文を教材とし「豊かな情操を身に付けた国際社会に生きる日本人」の育成を目指す。保護者の経済的負担がないよう、経費はすべて市が負担する。
 市は、いじめや不登校などへの対策を検討した結果、「言語と心の教育を融合させ、思いやりの心を育てることが必要」との考え方を打ち出している。2008年度には「日本語教育特区」の認定を受け、小中学校6校を研究モデル校に指定し、教育課程について研究。さらに大学教授らによる「日本語教育検討委員会」で、市独自の教科書や指導計画の作成を進め、全小中学校に拡大実施することにした。
 導入に当たり、全教員対象の公開授業や研修会を開いて日本語教育を推進できる環境を整備。今後、3年ごとに取り組みについて評価し、改善を図っていく予定という。(了)
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