2008-05-26

四川大地震 奈良女子大の中国人留学生ら50人が街頭募金

:::引用:::
死者が6万人を超えるなど被害が広がる中国・四川大地震の被災地を支援しようと、奈良女子大学(奈良市)の中国人留学 生ら学生有志が24日、近鉄奈良駅前(同)で街頭募金を行った。最初に募金を呼びかけた同大学大学院の博士課程1年、秦莉さん(27)ら中国人留学生4人 に加え、ほかのアジア諸国からの留学生や日本人学生ら約50人が参加。募金は中国大使館(東京)を通じて被災地に送ることにしており、秦莉さんは「みなさ んの善意を必ず被災者の支援に役立てます」と感謝を示した。

 秦莉さんは中国・河南省の出身。被災地の四川省は西方約1000キロも離れているが、12日の地震では、河南省でも震度5以上の揺れを観測した。

  同日夕、母親の冷玉清さん(56)から秦莉さんの携帯電話に連絡があり、冷玉清さんは「すごく揺れた。とても怖かった」と不安そうに話した。その声を聞 き、秦莉さんは同じ学生寮に住む中国人留学生3人と「母国のために何かできないか」と相談。学生有志に呼びかけて募金活動に乗り出すことを決めた。

 19~23日に学内で募金を行ったところ、教員や学生などから約35万円が集まった。これとは別に、被災地の惨状を憂慮した奈良市在住の女性(93)が22日、車いすで学内を訪れ、30万円の入った封筒を募金として渡してくれたという。

  24日の募金には、秦莉さんら4人のほか、アフガニスタンやインドネシア、モンゴル、台湾などからの留学生、日本人学生らが参加。募金箱を手に整列し、ハ ンドマイクなどで「今この瞬間にも、苦しんでいる被災者が大勢います。ご協力をよろしくお願いします」と大きな声で呼びかけると、観光客や市民らが次々と 募金に応じた。

 「募金活動を通じて皆さんの温かい気持ちに触れ、私たち学生有志も大きく成長できたような気がします」と秦莉さん。街頭募金は25日午前11時~午後4時にも、近鉄奈良駅前で行うことを予定している。


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