2008-04-21

タイから13人、5加工場で技術取得~国際交流、中国から東南アジアへ拡大

:::引用:::
 紋別市内に新たに外国人研修生を受け入れる事業協同組合が誕生した。市内水産加工業を営む5事業所からなるオホーツク国際事業協同組合(會澤侑子理事 長)で、その第一陣となるタイからの研修生13人が16日、紋別空港に到着した。17日にはオホーツクパレスで開校式が行われる。中国人研修生を受け入れ てきた紋別国際交流協同組合に続く第2の組織。国際交流事業が中国から広く東南アジアへと拡大されることになる。
 オホーツク国際事業協同組合は昨年6月14日、北海道知事の認可を得て設立。構成は市内の水産加工会社で、デリカ食品、目時商店、木村商店、協冷、藤田 鯨販の5社。デリカ食品の會澤社長が理事長となり、副理事長は協冷の平野辰夫社長。事務局長、通訳、講師の3人の専任職員で事業を行う。若山殖専務理事が 事務局長を兼任する。
 これまで外国人受け入れのため、札幌入国管理局に対して入国許可申請業務を進め、2月25日付で許可。今回実現の運びとなった。
 一行13人は15日深夜タイを離れて成田へ。翌16日、羽田からオホーツク紋別空港に到着した。空港では緊張した面持ちで到着ロビーに入った一行だった が、事務局が用意したタイ語で書かれた歓迎のプラカードに思わず顔を緩ませ、全員揃って「始めまして。よろしくお願いします」と覚えたての日本語であいさ つした。南国からの来紋とあって各企業者は研修生用の防寒着を持参して出迎えていた。
 開校式を終えると研修生は1ヵ月間の集合研修に入る。市民会館で行う集合研修では日本語や日本の生活習慣などを学ぶ。このあと9ヵ月間、加盟の5事業所 に1~3人ずつが配置されて実務研修にのぞむ。10ヵ月間の研修の後に2年間の技能実習生として本格的な業務を学んでいく。
 組合では今後タイだけでなく、ミャンマーやベトナムの研修生の受け入れも視野に入れ、さらに現行1企業3人までの研修生受け入れを6人までに拡大させるための「特区」の申請も行っていくという。
(タイからの研修生13が紋別に到着受け入れ企業を
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