2007-10-01

CIOは“採用力”を鍛えよ!

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CIOは“採用力”を鍛えよ!
ジュニパー・ネットワークスのCIO、アラン・ボエム氏にとって、今年は、まるでドットコム・バブルが膨らみ、デジタル経済が大ブームとなって、IT労働市場が一大活況を呈した1999年の再来のように感じられるという。

 「IT業界が再び活気づいてきたのをひしひしと感じる。ITがコスト削減のためだけではなく、企業が成長するために必要な要素だと見られている 証拠だ。IT業界に身を置く者として、これはある意味、喜ばしいことだ」と、同氏は表情を緩める。だが一方で、IT労働市場の好転は、同氏にとって“悪 夢”の始まりでもある。

 年商20億ドル、年平均12%の成長を続ける同社の経営陣が、さらなるビジネス拡大に向けて、ここ何年かの間、ITシステムの拡充を要求し続け ているからだ。ボエム氏もその要求にこたえて、ITスタッフを増員してきたが、IT労働市場が活況を呈し、求人が増えれば、スタッフを採用するのがこれま で以上に難しくなる。

 「昨年は60人の採用枠があったが、これは前年より30%も多かった。しかも、優秀な人材の確保は年々厳しくなっている。というのも、IT労働市場は逼迫しており、特に私がいるシリコン・バレーでは人材難はより深刻だからだ」(ボエム氏)

 IT労働市場が逼迫しているというボエム氏の実感は、調査数字によっても裏づけられている。ガートナーが2006年に実施した「IT市場の報酬 調査」によると、今後のスタッフ予測を立てているとしたCIOのうち、約3分の2が増員を見込んでいると回答したのだ。なお、そのうち、スタッフを10% 以上増員すると答えた人の割合は2004年の5.2%、2005年の17.9%から、2006年には19%へと増加している。

 また、フォレスター・リサーチによると、IT業界における総雇用者数は、2005年第2四半期から増え続け、現在は過去4年の間でも最高の水準 に達し、景気後退前のIT雇用者数に匹敵するところまでになったという。こうした労働市場の逼迫は、IT労働者にとっては喜ばしいことだが、CIOにとっ ては頭の痛い問題である。

 フォレスターのIT人材/キャリア・アナリスト、サミュエル・ブライト氏は、「最近の雇用状況の改善によって、IT専門スタッフの選択肢が増え た。一方で、企業のIT部門は他社のIT部門だけでなく、コンサルティング会社やアウトソーサー、ITベンダーといったITサービス・プロバイダーとも人 材争奪戦を繰り広げなければならなくなった」と、労働市場の変化の実態を説明する。

 善しあしは別にして、企業のIT部門にはグーグルで働くような華やかさはない。したがって、「CIOは人材のリクルートに際してもっと戦略的に取り組む必要がある」(ブライド氏)だろう。少なくとも、ITスタッフの採用をもはや第三者に任せておくべきではないのだ。

 では、CIOは一体どのように人材のリクルートを進めればよいのだろうか。以下では、CIOが今日直面している、雇用に関する7つの問題に対して、最良の解を提示してみたい。

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アメリカでのIT人材確保の流れ

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