日本語で『助けて』大声で練習 浜松の外国人学校で防犯教室
ブラジル国籍の子どもらに連れ去りや誘拐から身を守るすべを知ってもらおうと、浜松東署は28日、浜松市東区天王町のブラジル人学校(エスコーラ・アレグレ・デ・サベール)で防犯教室を開き、約200人の小学生が参加した。 (梅田歳晴)同署がブラジル人学校で防犯教室を開くのは初めて。通訳を介して行われた教室では「ミオちゃんが危ない」という安全読本のポルトガル語版を配り、読み聞かせた。児童らは冊子を広げ、真剣な表情で文字を目で追っていた。
連れ去りの危険が身近に迫ったときにどのように行動するかをまとめた「5つの約束」が書かれたちらしも配られた。ポルトガル語で「1人では遊ばない」や「大きな声で助けを呼ぶ」などの“約束”を児童らは声を張り上げ音読した。
地域の安全推進員たちが指導に加わり、実際に児童の手をつかむ連れ去りの実演もあった。日本人に緊急時だと分かるように日本語で「助けて!」と声を上げる練習もあった。
「助けて、という言葉を覚えた」というノムラ・ブルーノ君(9つ)は「話がおもしろかった。これから気をつけようと思う」と話していた。
同署は、29日も南区卸本町のブラジル人学校(エスコーラ・カンチョニ・フェリス)で防犯教室を開催する。
●●コメント●●
ブラジル人の日本語教育。
0 件のコメント:
コメントを投稿