2009-05-18

北京でも感染確認 中国、水際対策を徹底へ

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【北京=坂尻顕吾】北京では初となる新型の豚インフルエンザの感染者が16日に確認された中国。人口流動が多い首都での確認に中国当局は危機感を強め、さらに徹底した隔離措置で二次感染の広がりを食い止める構えだ。

 当局はもともと水際対策に力を入れていた。本土初の感染が確認された11日、日本人男性(50)が北京国際空港で成田行きの帰国便に搭乗すると、白い防護服の数人に腕をつかまれ「あなたが乗った2日前の入国便で感染者を確認した」。救急車で連れて行かれ、ホテルで5日間隔離された。男性は「そこまでするかという感じ」と話した。

 この便の乗客・乗員は計245人で、中国側はこの日本人男性を含む206人の居場所をつかんで隔離した。

 本土で2例目の感染が確認された13日には、北京市内で携帯を持つ人全員に一斉メールが流れた。留学先のカナダから帰省した感染者(19)の搭乗機や列車が記され、「乗っていた市民はすぐに電話を」との内容だった。

 当局がここまで過敏になるのは、6年前に大流行を許した新型肺炎(SARS)の反省がある。02年末から03年初めにかけて香港や広東省で感染者が出始めたが、当局はさほど重視せず中国本土に広がり、約5300人が感染、349人が死亡した。

 13億の人口を抱える中国では抗ウイルス薬タミフルの備蓄にも限界がみえる。衛生省は備蓄量や目標を公表していないが、北京の外交筋は「仮に2~3割を目標にしても数億人分が必要。抗ウイルス薬に膨大な国費を注ぐより、まずは水際という発想ではないか」と話す。
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