2007-07-09

日本語習得へ懸命 中国残留日本人2世、3世 宇治で出前教室開催について

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日本語習得へ懸命 中国残留日本人2世、3世 宇治で出前教室開催

戦争で日本人残留孤児となり、中国から帰国した人たちの2世、3世を対象とした日本語出前教室が8日、京都府宇治市伊勢田町の府立城南勤労者福祉 会館で始まった。出張型の教室は全国でも初めてで、受講生らは、最終目標である日本語能力試験合格を目指し、文法や漢字の読み書きなど日本語習得に懸命に なっている。

 ■30人受講 面接や漢字テスト

 これまで帰国一世に向けた教室はあったが、1世の子どもら2世、3世に対する十分な日本語教育支援の場がなく、日本社会へ疎外感を抱く人もいるこ とから、府が厚労省に働きかけ、国が中国帰国者の支援事業を担う近畿中国帰国者支援・交流センター(大阪市北区)に依頼し実現。宇治市や京田辺市、京都市 伏見区などから10-70代まで約30人が受講した。

 開講に先立ち、クラス分けのレベルチェックとして漢字や文法、形容詞や助詞の使い方などが出題されたペーパー試験を受けた後、面接で名前や住所、 過去の日本語の学習歴などを話した。受講生らは、真剣に答案用紙と向き合っていた。面接では、時折中国語を交えながらも懸命に受け答えする人もいた。

 2年前に来日し工場で働く張涛さん(25)と北川欣佳さん(24)=ともに京田辺市河原=は「日本語が分からないと仕事がうまくできない。毎回出席して日本人と同じくらい話せるようになりたい」と話していた。

 教室は、レベルに合わせて毎週日曜の午前10時と午後1時から同会館で開かれる。同センターでは「受講者の受け入れは随時しており、希望者は気軽に足を運んで」としている。京都電子新聞

●●コメント●●
自分も大学時代短い時間だったが残留孤児の方に日本語教えるボランティアをしていたが、こういった取り組みが各地で行われることで相互理解を保たれると思われる。

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