2007-08-31

中国、研究開発に課題多く・OECD調査

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中国、研究開発に課題多く・OECD調査
経済協力開発機構(OECD)は中国のイノベーション(技術革新)に関する調査をまとめた。中国の研究開発費は1995年以降、年率19%の高い伸びを 持続。2005年時点の研究費総額は世界6位に相当する300億ドル(約3兆4500億円)と、規模では先進国に並んだ。

 だがOECDは、研究費がIT(情報技術)や電機分野の研究設備の更新や新製品開発向けに偏り、環境やエネルギーなどへの投資は不十分だと分析。長期の 技術革新を生む基礎研究にも資金が行き渡っていないと指摘した。さらに2000年以降、理系大卒者が減少するなど技術者不足も課題に挙げた。

 技術革新を促す方策では、民間の技術ベンチャーを資金面で支えて研究開発力を国全体で底上げするほか、外国企業の研究開発の成果を機動的に中国の研究・生産現場に取り込むための知的財産権の保護制度を整える必要があると強調した。
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中国の技術ベンチャー支援

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