2009-06-25

中国人客向けサービス充実 富士ビジターセンター 「楽しみながら理解を」

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 富士河口湖町の県立富士ビジターセンターは7月から中国人の個人旅行が解禁になることを受け、中国人観光客向けの館内メニューを充実させる。富士山に関する“雑学”をクイズ形式で学べるワークシートを導入するほか、館内の散策マップを作成。いずれも中国語で表記し、中国人観光客の受け入れ増を目指す。
 同センターなどによると、これまでは添乗員が同行する中国人グループに限定して観光ビザを発給していたが、7月からは一定の収入などが証明できる個人にも発給する。中国人の個人旅行者が増えることが見込まれ、同センターでは中国人観光客向けのサービス内容の拡充を検討してきた。
 ワークシートは来館者が富士山の基礎データや歴史にかかわる内容をクイズ形式で書き込む。富士山に初めて登った人の名前や夏の富士山頂の平均気温など20問程度を想定しており、館内の展示内容を見学すると回答できるようにした。中国語のほか、英語、韓国語版も作成する。
 このほか、同センター内の自然観察園の散策マップも作成。溶岩の上に生えているアカマツや生息している動物などを紹介する。ワークシートとマップは現在、作成を進めており、7月初めまでには配置する方針。
 2008年度の同センター入館者は24万7237人で過去最多。このうち、外国人が前年度を約16%上回る15万2577人を占めた。国別では中国が最も多く6万3084人に上っている。
 同センターは「観光目的で訪日する中国人が増えることが見込まれる。中国人を含め、来館したすべての人に富士山について楽しみながら理解してもらいたい」としている。
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