2009-06-02

不法就労中国人に口座譲渡  容疑の留学生逮捕

:::引用:::
背後に組織?

 外国人不法就労者に給与振り込み用の口座を譲り渡したとして、県警は1日、さいたま市南区辻、中国人留学生の初振楠容疑者(25)を本人確認法(現・金融商品取引法)違反容疑で逮捕したと発表した。

 初容疑者と口座の受取人が働く戸田市の食品加工工場には、不法残留の中国人ら78人が勤務。県警は、正規に口座を開設できない不法残留の外国人に、海外送金などに悪用するための口座を手配する組織が背後に存在するとみている。

 発表によると、初容疑者は2007年4月、同工場で働く不法残留の中国人の男(49)に、県内に住む中国人男性名義の通帳とキャッシュカードを3万円で譲り渡した疑い。県警幹部によると、初容疑者は「知り合いの中国人を介して口座を入手した」と供述。背後に口座手配の指南役がいるとみられるが、口座名義人の男性は「なぜ自分の口座が作られたのかわからない」と話しているという。口座には海外送金した記録もあり、給与振り込みや中国の家族への送金などにも使われていたとみられる。

 県警と東京入国管理局は31日、同工場で働く中国人やモンゴル人ら78人を入管難民法違反(不法残留など)で摘発した。
(2009年6月2日 読売新聞)
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