中国国営の新華社によると、中国政府直属のシンクタンクである国務院発展研究センターの劉世錦・副主任は今後の中国経済について「依然として9% 前後の成長を維持できる」との見通しを示した。中国の今年上半期の国内総生産(GDP)成長率は前年同期比10.4%だったので、下半期はかなりの減速を 想定していることになる。
中国政府の関係者はこれまで、2008年の成長率について「10%前後は確保できる」との見通しを示すことが多かった。劉副主任は「中国経済はたとえ調 整期に入ってもファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)が良好なうえ、有効なマクロ経済政策の支持もある」とし、景気が急減速する心配はないことを強調し た。
香港紙などは中国共産党が16日まで河北省北戴河で政治局会議を開き、北京五輪後の経済政策運営について議論したと報じた。劉副主任の発言は会議での議論を反映したものとの観測が浮上している。●●コメント●●
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