2008-11-06

中国経済の成長性、引き続き新興経済国でトップ

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国家統計局の馬建堂局長は、第3四半期の中国の国内総生産(GDP)の伸び率は9.9%で、このスピードは改革開放以来の年平均9.8%の伸び率を上回り、世界の主要経済体の景気が低迷する中で、鮮明に対比していると指摘した。

関連写真:そのほかの中国のGDPに関する写真

  欧米や日本などの先進国や地域は、経済が後退しているかあるいは後退しつつあり、4つの新興経済国のうち、中国を除いた3カ国の第3四半期の経済成長率は6~7%で、中国は9%以上と依然として新興経済体の中でトップを占めている。

   ある国の経済を測るには、一般的に経済成長率、物価、国際収支、雇用という4つの面で分析する。物価の面では、中国第1~第3四半期の消費者物価上昇率 は、07年を上回る7.0%だった。しかしその動きを見ると、5月から5カ月連続で低下し、4.6%まで低下している。

  これまで、物 価上昇率がピークの8%台から5%以内に回復するまで、1985年の場合は12カ月、1987年の場合は29カ月、1992年の場合は59カ月かかった。 08年のピークだった2月の8.7%から現在の5%以下になるまでは、わずか6カ月しかかかっておらず、これはインフレ抑制策が効果的だったことを表して いる。

  国際収支では、08年の輸出の伸び率は大きく縮小しているが、第1~第3四半期の輸出額は22.3%増の1兆741億ドルで、貿易黒字は1810億ドルだった。資本項目の黒字を加え、9月末の中国の外貨準備高は1兆9000億ドルと、国際支払能力は最も高い国である。

   第1~第3四半期の中国の就業計画達成率も比較的良好であった。都市部で新規に増えた就業者数は、年間目標の94%にあたる936万人で、レイオフされ た人と失業者の再就業者数は、年間目標の82%の409万人、また就業困難者の再就業者数は目標を19%超える119万人だった。写真は成長著しい北京市 内の様子。


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