大分市桜ヶ丘の楊志館高は5日、同校体育館で「外国人による日本語スピーチコンテスト」を開いた。県内の留学生や外国語指導助手ら10か国の16人が、滑らかな日本語で日常生活で感じたことなどを語った。
参加したのは26人の応募者の中から原稿審査で選ばれた、日本滞在歴5年未満の外国人。コンテストでは時折、身ぶりや手ぶりをまじえながら話し、生徒たちが聞き入った。審査は同校の河野成美校長らが担当した。
メキシコ出身のドラッソ・ダニエル・アルベルトさん(25)(日本文理大)は「ウミガメと留学生」と題してスピーチ。日本生まれのウミガメが海を渡りメキシコにたどり着く姿に、留学生として苦労する自分と恋人の姿を重ね合わせて語り、最優秀賞に選ばれた。
モンゴル出身のアマルサナー・ボラーさん(21)(立命館アジア太平洋大)は「日本での経験と将来の私」と題して、日本人の「もったいない」と考える文化のすばらしさについて語り、読売新聞西部本社賞を受賞した。
最優秀賞に選ばれたアルベルトさんは「母国語でも大勢の前で話すのは難しいけど、言葉に気持ちを込めて話したのがよかった」と話していた。
スピーチを聞いた2年渡辺美咲さん(16)は「話の内容が濃く、自分の視野が広がった」と話した。
●●コメント●●
0 件のコメント:
コメントを投稿