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米グーグルが独自開発したインターネット閲覧ソフト(ブラウザー)「グーグル・クローム」が登場した。斬新なデザインと表示スピードの速さが売りで、ネット利用者の間で話題になっている。ネ ット検索最大手が投入した最新ソフトの使い勝手を点検した。
クロームの大きな特徴が「多機能ワンボックス」と呼ばれる入力欄。通常、ウェブページのアドレスを入力したり、表示したりする欄だが、そ こにユーザーが知りたい語句を入力すると閲覧履歴の参照やウェブ検索などができる。
これまでのブラウザーでは、複数の入力欄やボタン類を目的に応じて使い分けていた。このため、最初は操作に多少違和感を覚えるが、慣れるといちいち履歴を表示するボタンや検索欄を探す必要もなく、ス ピーディーに作業ができる。画面で最も目立つ位置にあって使いやすく、見た目もすっきりした印象だ。
ブラウザーを起動した際に、最近閲覧したページの画像を一覧表示する機能もクローム独自のものだ。ブックマークや閲覧履歴などをその都度参照しなくても、直近に見た、気 になるページに簡単にアクセスできる。
ボタンやメニューを省略したことで、ちょっと裏技っぽい使い方をしなくてはいけない場合もある。例えば、表示しているページ内の検索。メニューの見つけづらい場所に項目があるので、キーボードで「 Ctrl」+「F」キーを押してページ内検索用の入力欄を表示させる方が手っ取り早い。
ただ、検索機能自体はグーグルだけあって非常に便利だ。入力したのと一致する語句が黄色で表示されるほか、ページ内に何個あるかを入力欄の隣に表示する。その横の矢印ボタンを押すと、当 該語句の場所に次々と移動できる。掲示板のウェブサイトなどで、キーワードを探す場合などに役立ちそうだ。
表示スピードは、プログラム言語のJavaの処理に独自技術を採用するなどして高速化を実現したという。使ってみると確かに速い。グーグル日本法人の辻野晃一郎執行役員は「 ユーザーにとって必要な機能だけをシンプルに提供するのがグーグル流」と話すが、表示スピードだけでなく、作業効率のアップにも配慮していることがよく分かる。
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