デンソーは、2008年度上期(4月~9月)の連結決算を発表した。完成車メーカーの需要減と為替差損が影響したことで、減収・減益となった。売上 高は前年同期比2.9%減の1兆8923億円、営業利益は同32.1%減の1148億円、当期純利益は同50.2%減の590億円だった。
地域別で見ると、中国やタイで日本の完成車メーカーの需要が拡大したものの、米国における車両生産の減少の影響や欧州の為替差損が大きく響いた。 製品分野別の売上高では、中国やタイでの需要増を受けて「パワートレーン」(前年同期比0.3%増)と「車載モータ」(同0.3%増)は、横ばいで推移し たが、カーナビやITSなどの「情報安全」は同8.9%減となった。これは、米GM社の上級車向けのカーナビの需要減を受けたもの。「電気機器」(同 1.1%減)は、ハイブリッド車向けのシステムが好調だったが、普通自動車向けのオルタネータやスタータの需要減が影響した。
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